私の「感じる、考える、行動する」 ~集会記録より~

5月17日の中学講堂朝会では、「感じる、考える、行動する」というタイトルで、中学生に「学園の美」「家庭学習への取り組み」「慰霊式を振り返って」という3つのお話をしました。

今日は、集会記録の中から「学園の美」についての生徒の感想をお届けします。

私は、西遠の10枚の写真を見せて、感想を聞きました。10枚の中で大きな反響があった写真は、①静思堂の写真、⑥バレー部の生徒による朝の掃除風景の写真でした。

一番心に残ったのは、桜と静思堂の写真です。ゆったりとしている空に、さっぱりとした青い屋根。そして、濃く、少しくすみがかっている桃色の桜がとてもきれいだと思いました。(中学2年)

私は前々から学園の庭の桜を美しいと思って眺めていました。散る桜も美しいと思っていました。ですが、学園の庭にはあまり散ったあとの花弁が落ちていなかったので、不思議に思っていました。今回写真を見て、その理由が分かりました。先輩方がほうきやちり取りを手に取り、一生懸命に掃除をしている写真が目に移り、学園内が美しく保たれているのは、このような行動があったからだと気づきました。(中学1年)

講堂朝会で思ったことの1つは、綺麗な環境は自然と保たれているのではなくて、綺麗にしてくれる人がいるから、保たれているということです。普段見ていて、朝正門から登校してくると、バレー部の先輩方や、用務員さんが掃除をしている場面をよく見かけます。このような、行動は誰にでもできることではないなといつも感じていました。なぜなら、先輩方や用務員さんだって、朝忙しいはずなのに、私たちみんなが気持ちよく生活できるようにきれいな環境を保たせてくれているからです。今年は生徒会の活動として、朝掃除をするという活動を後期から始める予定なので積極的にその活動に参加したいなと思いました。 (中学2年)

バレー部の生徒からの感想もありました。いつもお掃除、本当にありがとう!

10枚の写真を使って話を聞きました。風景は写真を取る位置が変わるとどこの写真かわからなくなったり、とてもきれいに見えることを初めて知りました。これからこの自然のことにもっと興味を持っていきたいです。そして途中には中学バレー部の写真もありました。とても嬉しかったです。自分たちは周りを見て気付いたら行動するというふうに決めています。なのでこれからも今決めていることを続けて行きたいと思います。(中学3年)

朝掃除するのは私たちがやるけど、いつも掃除をすると「掃除ありがとね」と言われてやって良かったなと思いました。自分たちが一生懸命やっている所が落ち葉など何一つない環境があるととても気持ちがいいし、スッキリします。自分たちが掃除を積極的にやっていかないとお昼が終わった後の掃除の15分間しかないから沢山あると終わらないと思います。なので自分達がやっている掃除は、誰かのためになっているし、そこを通る人達の気持ちが良くなるので、これからも続けていきたいと思いました。(中学3年)

「周りを見て気づいたら行動する」「誰かのためになっている」「そこを通る人たちの気持ちがよくなる」という気持ちを持って行動しているバレー部の皆さんに、改めてお礼を言いたいです。ありがとう! こうした考え方、そして行動の実践、全校に広めていきたいですね。

もう一つ、⑩図書館のスリッパの写真も、生徒たちの心を大きく揺さぶったようです。感じる→考える→行動する がここからスタートしそうですね。

私はよく自習室を使っているので、しっかりスリッパの向きを気にして使いたいし、急いでいる時でも適当にスリッパをしまうのではなく、しっかり揃えてから帰るように心がけようと思いました。(中学1年)

これを見たときはとてもびっくりしました。もし、置き方の違う人を見かけたら優しく注意してその人の一つの学びのきっかけを作ってあげたいです。他にも朝など、時間があるときに図書館のスリッパをみて汚かったら整頓して学校をきれいにして気持ちよく生活できる環境作りをしていきたいです。他にも困っている人がいることに気づいたら迷わず行動していきたいです。(中学3年)

失敗は成功のもと! 注意したすぐ後から、図書館のスリッパは、きれいに整えられています。

校長先生が、「誰かがきれいにしてくれているから、きれい・美しいが保たれている。」とおっしゃった時、私は「確かに」と思った。なぜなら、学校は毎日掃除が行われているからこそ、美しく保たれている。昼にやっている掃除だけでなく、朝の時間に中村先生や先輩方がジス湯的に取り組んでいる。家でも同じく、母や祖母などが毎日掃除や家事をしてくれているから、いつでも快適なのだ。これらを全く行わなかったらどうだろう。これからは、「他人事」「私はいいや」ではなく、「私にできることはなんだろう」「ここが汚い、あ、掃除しよう」と、積極的に取り組んでいきたいと思った。(中学1年)

講堂朝会での「きれいな環境には、きれいにしようと行動する人がいます。誰かが行動しているからこそ、その環境が保たれるのです。」ということに気づき、動き始めた生徒たちです。