今日、帰宅した私を迎えてくれたのは、大きくて厚い茶封筒に入った2冊の絵本でした。
「拝啓 愛するあなたへ」(文・絵 上原姉妹)というピンク色の表紙の大きな絵本です。
クラウドファンディングで完成したこの絵本を、私は2冊注文しておりました。
絵本の発送が始まったことはメールで知らせていただいていましたので、大きな封筒を見た途端、「あ、上原さんからだ!」とすぐ分かりました。

宝物のふたを開けるように、絵本を広げました。お姉さんが文を、妹さんが絵を描いた、素晴らしい絵本です。
二人は、かつて「沖縄慰霊の日」に「平和の詩」を朗読しています。お姉さんは2017年に「誓い~私達のおばあに寄せて」という詩を、妹さんは2021年に「みるく世の謳」という詩を、慰霊式の会場で堂々と、そして切々と朗読したのでした。その時の感動を、私はブログに綴りました。すると思いがけず、姉妹のお母様からメールをいただくことができたのです。平和の心を持った素晴らしいお子さんを育てた上原さんと知り合えたことは、私にとっても大変な喜びでした。
そのお母様から今年の6月に絵本のプロジェクトのことを教えていただきました。6月28日のブログに、こう書かせていただきました。
以前、式典で「平和の詩」を朗読した上原美春さんは、今、お母様・お姉様と共に、「沖縄学徒のことを語り継ぎたい」として、3年前から絵本を制作、このほど完成したのだそうです。お母様はクラウドファンディング「沖縄戦学徒を伝えたい」妹の絵と姉の言葉を、母が未来へ届ける絵本」で、この絵本をたくさんの人に広めたいと頑張っておられます。ここにも「継承」を実行している人々がいます。私も微力ですが、クラファンに参加しました。
そのクラファンが目標を達成し、絵本が届いたというわけです。上原さんご一家の平和を思う心が切々と伝わる絵本です。巻末に、オオバも名前を加えていただいて感激です。
この絵本は、西遠にも、プロジェクトの一環としてご寄贈くださるとのことですので、生徒の皆さんも楽しみにしていてくださいね。
上原さん、ステキな絵本とプロジェクト、本当にありがとうございました!
平和の心をどんどん広めていきましょう!

