11月1日の中学講堂朝会では、「読書」をテーマに怒涛の本の紹介をしました。同時に、本を読む意味についても語りました。その集会記録を点検中ですが、まだ、出していない生徒がいますので(提出日は11月4日でした!)、2・3年生のベスト3はまだ発表できません。すでに提出してくれた集会記録の中から、読書についての2年生の感想を、今日はご紹介します。
「読書」は知識を増やすだけでなく、自分の考え方や感じ方を広げてくれるものだと改めて感じました。本を読むことで、新しい世界を知るだけでなく、自分の中に新しい問いが生まれるのが面白いです。これからは、点数だけにこだわらず、考える力や感じる心を育てていきたいと思います。
自分が本を全く知らないことに気づいて少し恥ずかしくなりました。私は文字が沢山ある本よりも漫画のほうが好きで、読書もあまり好きではありません。しかし、この恥ずかしい気持ちを経験して、もう少し本を読む機会を増やそうと思いました。急に1週間に1冊読む、というのは私にとっては難しいので、まずは1ヶ月に1冊でも本を読むように心がけたいと思います。


読書で意外だなーと思った効果は、コミュニケーション力を上げられる効果でした。よく考えてみれば、様々な著者が考えて厳選された言葉の表現が載っている手帳みたいだなと思いました。もう一つ驚いたのは、旅と似ていることです。「旅」のことをしっかり考えてみると、リフレッシュ効果もあるし、様々なものを目を見て自分の自己成長に繋げるなど、ゆっくりじっくり考えてみると、共通点が見つかります。なので、頭の中の旅、目で見る旅を、上田結香さんのことばのように、同時進行させたら、一歩レベルアップした旅になると思いました。
私が今絶賛ハマり中の大河ドラマ「べらぼう」で主人公・蔦屋重三郎の大先輩である須原屋さんの「知らねえってことはな、怖えことなんだよ。物事知らねえとな、知ってるやつにいいようにされちまうんだ。本屋っていうのはな、正しい世の中のためにいいことを知らせてやるっていう務めがあるんだよ。平賀源内風に言えばな、“書を以って世を耕す”。これなんだよ」という言葉を改めて聞きました。ドラマ鑑賞中には聞いていましたが、そこまで深く考えずにいました。ですが良く考えてみるととても重要なことをおっしゃっていたのだと思いました。「知らないことは怖いこと」だから、日々の生活で好奇心を持ち、新しい知識を身につけたいです。その知識を身につけるために読書は大切だと改めて思いました。

読書について、新たな発見があったようです。その後、本を手に取ってくれているでしょうか。本を人生のお供にして、人生の旅を味わい豊かに楽しんでほしいと思います。

