私のワクワク!

先週、来校されたパラアスリートの小松沙季さんが中学2年生に「ワクワクすること」の大切さを教えてくださいました。そうだ、人生に「ワクワク」はとっても大切! 私もこの頃ワクワクがいろいろあるので、それを紹介しようと思います。

今日、シネマイーラで「女性の休日」という映画を見てきました。この秋、話題になっていた映画です。ようやく浜松で上映が始まったのです。わくわくしながら、映画館へ。映画のパンフレットとともに、絵本も販売されていました。「本当にやる!できる!必ずやる!」という絵本です。前の女性に続いて、私もパンフ&絵本を購入しました。

手前のピンク色の本がパンフレット、後ろが絵本と映画のチラシです。

この「女性の休日」は、アイスランドで全女性の90%が仕事も家事も一斉にお休みした1975年10月24日のことを描いたドキュメンタリー映画です。現在、ジェンダー平等の先進国であるアイスランドにも、50年前までは女性が虐げられている日常があったことを、私は全く知りませんでした。男性の幸せのために女性がいる、という日々に疑問を持った女性たちが、1975年に立ち上がったのです。農場で、遠洋航海中の船で、銀行で、新聞社で、女性皆が「休日をとる」という意思を示しました。ある女性は、会社の前に車を止めて、「子供たちが乗っているから面倒を見て」と夫に伝言し、ある女性は店に残ろうとしていた女性上司を連れ出し、またある女性は家族に「さようなら。夜中に帰ってきます」と告げて家を出て…。そんな女性たちがレイキャビクの街の広場を埋め尽くしました。この日、アイスランド中の職場で仕事が機能不全に陥りました。男性たちは、職場に託児所を作り、慣れない台所に立って夕食を作るなど、女性がやってきたことを皆で体験したのです。この「女性の休日」で、女性の置かれていた立場を誰もが知ることになりました。そこから、「男女平等」の国づくりが始まっていったのだそうです。アイスランドの女性たちの行動は、世界各国へも影響を与えていきました。

映画冒頭の女性たちの回顧インタビュー場面から、私はウルウルしていました。夢を語れば男性たちに無理だと諭され、裁縫が苦手でも母親として子供の服を縫わなければならず、政治の話に口を出せば無視される…そんな女性たちが次々登場したのです。その悔しさや怒りを「女性の休日」という形に結実させた先人たちの行動力と信念に、心からの拍手を送りたい気持ちでした。

絵本もとても素晴らしいです。読んでいて、元気が出ました。生徒の皆さんにも、映画を見てほしいし、絵本を読んでもらいたいです!
シネマイーラでの上映は、12月15日まで。
 12月12日(金)~12月18日(木) 11:10~12:25  
 12月19日(金)~12月25日(木)  9:30~10:45
ぜひ、アイスランドの素晴らしい女性たちの姿を、映画館でお確かめください。

「女性の休日」上映前、シネマイーラでは、これから上映される映画の予告がロビーのテレビから流れていました。その中の一本に、「え? ウソ!」という映画があったのです。それは・・・

「ペンギンレッスン」という映画です。11月の講堂朝会で中学生に「読んでほしい本」として紹介した「人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日」が原作だというではありませんか!! 
見たい、見たい、見なくちゃ! 上映は、来年1月23日から2月5日だそうです。早速、グーグルカレンダーに書き込みました。イーラの館長さんも「この映画面白かったですよ!」と太鼓判。原作よりコメディタッチになっているようですが、この映画のおかげで原作本がめでたく再版されたとのことで、それもうれしいオオバです。
来年の上映までオオバのワクワクは続きます。

自分へのクリスマスプレゼントをネットでポチッとし、無事届いた小さな包みを待ち切れずに開けてしまいました!

大河ドラマのテーマ曲集のCD(2枚組)です。「大河」の二字は、金澤翔子さんですね。
CDには、1963年の「花の生涯」から、2022年の「鎌倉殿の13人」までのテーマ曲がドカンと入っています。早速開けてしまったオオバは、車の中で毎日聞いて、一人でドキドキワクワクしています。大河ドラマの最初の映像の記憶は1966年の「源義経」でしたが、曲としてはっきりと覚えているのは(後年たくさん演奏を聞いた「赤穂浪士」は後からすり込まれたものなので除きます)1973年の「国盗り物語」でした。「風と雲と虹と」「黄金の日日」「獅子の時代」はドキドキするテーマ曲でした。当然、これら青春時代のドラマはすべてDESC1に収められているもので、「ああ、オオバも歳を取ったなあ」とわが64年の人生を回顧してしまったのでした。

DESC2は、1994年の「花の乱」から。今、2017年の「おんな城主 直虎」まで聞きました。子育ての日々を振り返りながらの音楽鑑賞です。1997年の「毛利元就」は娘が初めて関心を持った大河ドラマでした。作曲家の渡辺俊幸さんが初めてテーマ曲を手がけた大河でもあり、私も懐かしいです。2003年の「武蔵」ではエンニオ・モリコーネがテーマを担当し、私はのけぞりましたっけ。あのモリコーネが大河を!? ニューシネマパラダイスやワンスアポンアタイムインアメリカのモリコーネですよ。今は亡きモリコーネが来日して東京国際フォーラムでコンサートをした時には、はるばる見に行ったものでした。確かアンコールの一曲が「武蔵」でした。
2004年「新選組!」は娘に「DVDを買ってくれ」と懇願された大河、2007年「風林火山」は幼い姪が毎週この音楽に興奮していたのを覚えています。「篤姫」「天地人」「龍馬伝」と名曲が続き、坂本龍一の「八重の桜」も忘れ難く…。「直虎」のあとは、「西郷どん」「いだてん」「麒麟がくる」「青天を衝け」「鎌倉殿の13人」と、怒涛のテーマ曲が続きます。しばらくは、リピート再生しながら、熱き大河ドラマの世界に思いをはせ、同時に自分の来し方を音楽で振り返る日々にしたいなと思っています。車内ワクワクは当分続きます。