全校講堂朝会「ランプの灯をどう掲げるのか?」

今日は、全校講堂朝会でした。スライドは使わず、テーマもあえて発表せずに、「訓話」を行いました。

話した内容は以下の通りです。

  • 講堂の横幕の修繕が終わったこと
  • 最近の当番任務について
  • 「持続すること」「責任を持つこと」「誰も見ていなくてもすべきことはする」
  • 教育実習生のメッセージ
  • 前回の講堂朝会で扱った「灯を高く」への全校生徒の感想紹介
  • 中2道徳「よりよく生きる」について
  • 卒業生の手紙から知った歌集
  • TEDxHamamatsuの開催について

これらにタイトルをつけるとしたら、「あなたは、あなたのランプの灯をどう掲げるのか?」でしょうか。西遠生として学園生活を送るなかで、「灯を高く」が一番人気の歌であり、その歌に影響されている生徒が数多くいます。あなたの思いやりや優しさ、強さ、正しさを、誰かのために掲げることを、生徒たちは学んでいます。その姿勢を持続できるのか、誰も見ていないところでも責任を持って続けられるのか…を私は問いました。そこに4月にお話しした「矜持」という言葉を添えて。

教育実習生が、西遠の教育についてどんなことに気づいたのか。実習生の反省会で聞かせてもらいました。「西遠の人間性を育てる教育の素晴らしさを今改めて感じている」という彼女たちの言葉は、私たちへの熱いエールでもありました。生徒の皆さんは、どう感じたでしょうか。

「灯を高く」の歌や、ヘレン・ケラーの生涯を創作ダンス作品にした6年星組への感想をいくつか読み上げました。その内容は、こちらをお読みください。先輩、後輩、同級生の感想を、生徒の皆さんはどう聞いたでしょうか。

私が紹介した本は次の2冊でした。
「麦熟るるころ」「妻へ。千年待たむ」という桑原正紀さんの2冊の歌集です。

ある卒業生の手紙に書かれていた桑原さんの超空賞受賞。そこから知った桑原さんの奥様のこと。2005年に突然倒れた奥様の闘病と介護の日々をつづった歌集「妻へ。千年待たむ」を読んで、私は彼の惜しみない優しさとあたたかいまなざし、奥様への深い愛を感じ、胸を締め付けられました。自分に欠けている家族への優しさを痛感しながら歌集を読み進めました。

     「妻へ。千年待たむ」(桑原正紀歌集)より

桑原さんの奥様は、倒れた時、最初は命も危ぶまれたのでした。そこから目を開け、片言でも言葉を取り戻し、リハビリを重ねて、倒れた当初からは考えられないような回復をしましたが、19年の闘病の末、2024年に亡くなりました。その間ずっと支えていた作者。この歌集は、奥様が倒れてから2年ほどの月日を歌っています。桑原さんの孤独や寂しさ、つらさなどが歌を通じてひしひしと伝わる歌集でした。

最後に紹介したのは、9月21日に本校で行われることになったTEDxHamamatsuについて。学校で行われるこのイベントに、ぜひ興味を持って、何らかの形で参加してほしいとお話ししました。

今日の講堂朝会は、スライドなしでのお話だったこと、いろいろな話題を入れたことで、生徒たちもいつもより振り返りにくかったかもしれません。でも、心の中に何か刻まれていたら嬉しいです。

生徒の皆さん、今回の集会記録はテスト終了後、13日(月)までに提出してください。