卒業を前に

本日は水曜日。
全校朝礼がありました。
そうです、寒くても校庭で!
1年生2クラスが学級閉鎖で、
ちょっとこじんまりした全校朝礼となりました。
今日は、卒業を間近に控えた高校3年生の学年主任杉田先生からのお話。
27日から再登校が始まる6年生も、その一週間後の3月6日には卒業式を迎え、思い出深いこの学園を巣立っていきます。
彼女たちを6年間主任として見守り続けた杉田先生が全校生徒に向けて語ったのは、
彼女たちが中学時代辛いことや苦しいことにいろいろ出会い、悩みもがきながら生活していたというお話でした。
そして、高校生になった彼女たちは、今度はその悩みや苦しみといった経験を糧に、友達を思いやり、共に頑張るようになったのでした。
学園祭のHR展や九州研修旅行での彼女たちは、それを心から楽しみ、青春を傾けて、素晴らしい行事として完成させました。
6年間にはいろいろなことが起きて、辛いこともあるけれど、それがかけがえのない友情を育んでいき、今、受験の苦しさにも負けない6年生を作り上げたのです。
杉田先生のお話は、1年生から5年生までの心に大きく響いたようです。
朝礼後、「先生、今日はすごく感動した!」と私に感想を言いに来てくれた生徒もいました。
今、苦しいという生徒も、これからの道が見えたのではないでしょうか。
「青春の道場」で体験することの意義、未来・・・杉田先生のお話は中高一貫ならではの成長を生徒たちに教えてくれました。
実は、今日の校庭朝礼を、密かに見学している人たちがいました。
家庭学習中の6年生です。
杉田先生がお話する日であることをどこかから聞きつけ、
8時に登校して、ちゃんと校庭の隅っこでお話を聞いていたのでした。
かくれんぼのように、時々顔を出しては杉田先生のお話を聞いている彼女たちの姿、ほほえましかったです。
彼女たちこそ、自分たちの6年間をふり返って、ジーンとしていたのではないでしょうか。
楽しかった九州の日々など…。


多感な10代を過ごす西遠の6年間。
そこには、生徒と先生とのこうした絆も含め、こんな素晴らしい未来があるのです。
今朝は寒かったけれど、とても温かい気持ちで過ごすことができました。
卒業式まで、あと11日です。