土曜の多彩なプログラム

来週から通常登校となる西遠。本日は、分散登校の最終日です。2・4・5・6年が登校し、今年度初めての土曜プログラム(総合的な学習/探究)に臨みました。

1時間目は、講堂朝会です。4学年が一つおきの座席に座りました。

本日の講堂朝会では、大きく3つのお話をしました。

①劇団たんぽぽの創始者 小百合葉子さん人生と西遠との深いかかわりについて

先週、中学生にお話した内容を、今日はスクリーンを使って説明しました。ブログを日ごろ読んでくれている生徒には何度目かのお話、という内容もありましたが、小百合葉子さんがどんな人生を歩み、どんな苦労をして児童劇団を旗揚げしたのか、高校生の皆さんにはぜひ知ってもらいたかったのです。講堂朝会の後、中学生徒会顧問の杉山先生から、たんぽぽ応援募金が来週月曜まで延長されることが発表されました。なぜ、西遠はたんぽぽを応援するのか、高校生の皆さんにもお伝えできたと思っています。

②殉難学徒慰霊式と75年前の浜松について

来週20日に、約1か月遅れで殉難学徒慰霊式が行われることになりました。実は、6月18日は浜松大空襲の日です。75年前、西遠の先輩たちが命を落とした4月30日・5月19日の空襲もたくさんの犠牲者を出しましたが、6月18日の夜の空襲は、「全市壊滅」の4文字で表されるほどの壮絶なものでした。浜松への空襲や艦砲射撃のことを話し、殉難学徒慰霊式への思いを新たにしてもらいました。

この二つのお話をしたのは、

過去を知る→現在を理解する→未来を考える

ということを知ってほしかったからです。それはそのまま、学園祭HR展のテーマ「伝統と創造」につながります。

③学園祭で身につける力と、今年度の「オンライン学園祭」について

新しい試みである「オンライン学園祭」。今まで段ボールで作品を完成させていたものが、今度のオンライン学園祭では、インターネットを使う、ということになります。その意味や可能性について、話しました。「伝統と創造」という研究テーマをどう分解し、くらすけんきゅうてんじにしあげるのか…。やる気に満ちた生徒の皆さんの顔がたくさん壇上から見えました。実に頼もしいです。

講堂朝会の後、早速5年生は学年集会でHR展について理解を深め、クラスでの話し合いに臨むことができました。

4年生は、2・3時間目に、学習入寮のメニューである「高校の学習への取り組み」について、国・英・数の三教科の先生からアドバイスを受けました。4月初めに行われるはずだったプログラムですが、今日のアドバイスが来週からの学びにつながります。

4年生の4時間目は、「静思堂指導」。本来、静思堂で1クラスずつ学園長先生から宗教・哲学や学園の歴史などのお話を伺うプログラムですが、密集を避けるため、今年度前期の「静思堂指導」は学年集会の形をとり、中講堂で行われました。

学園長先生のお話を、メモを取りながら真剣に聞く生徒たち。学園長先生は、福沢諭吉の言葉とそこに込められた深い意味をお話してくださいました。会場は違えど、生徒にとっては学園長先生のお話を聞くことのできる貴重な時間です。含蓄のあるお話に、心洗われ、視野を広げるひとときとなったことでしょう。

中学2年生は、ちょっとユニークな授業を受けました。

「ピーターラビット」をテーマに、国語の岡本先生、英語の清水先生、そして数学の杉山先生と、中2の3人の先生がそれぞれご自身の教科にまつわる学びを説明しました。国語では、作者のビアトリクス・ポターの生涯やナショナルトラストについての説明が。英語パートでは、ポターに関する読み物が配られました。

そして、数学。フロプシーのウエストリングとしっぽリングを、ピーターたちが花輪で作り上げたところ、肝心のフロプシーが太ってしまった! ピーターたちは、花輪をどのくらい大きくすればいいのかを考えました。文字式の学びです。

生徒たちは、いつもの授業とは違った「合教科」の授業を楽しそうに受けていました。

先生方は、女子の特性を生かした学びを常に追求しています。

午後の学園では、参加人数を10組以内に絞った「学校説明会」が行われました。予約してくださった小学生の皆さんとご家族の皆様、雨の中をご来校ありがとうございました。西遠の取り組みや教育の特色といった説明は分かりやすかったでしょうか? 後半の校内見学も、雨にも負けず生活会館まで足を延ばしてくださり、ありがとうございました。

来週からは、遂に6学年が一堂に会しての土曜プログラムが再開されます。例年と歩みは違いますが、少しずつ少しずつ、学園生活が更新されていきます。