「君たちはどう生きるか」への返事 2

11月11日の高校講堂朝会の感想を今日もご紹介します。
「傍観者になって文句を言う生き方」と、
「自ら意見を持ち、参加して動いていく生き方」。
この2つの生き方のどちらを選択しますか?という問いを、
私は高校生に投げかけました。
西遠の6年間の中で、学園の諸活動を通じて、その2つの生き方の選択は結構身近にあります。
講堂で私が例に挙げたのは、「生徒会活動」と「姉妹掃除」でした。
今日は、西遠の生徒会活動や姉妹掃除について考えた文章、また自身の決意を表明してくれた文章をご紹介しましょう。
◎西遠の生徒会の活動は、私が中学に入学して初めて参加した生徒総会とは、今、全然違います。私は最初に生徒総会に出た時、ただ説明を聞くだけで、何も質問もないし、承認するだけの行事だと思ってしまいました。今思うと、本当に生徒みんなで作る生徒会ではなかったと思います。今の生徒総会では、分からないところを質疑応答でたくさん聞けていて、とてもいい「参加型」です。(高校1年)
ちょうど、この学年が中学2年生になる時に、新年度最初の講堂朝会で「生きた言葉で話そう」と投げかけたところ、一週間後の生徒総会で、執行部が自分の言葉で方針を説明し、会員が分からないことは臆せず質問する、という光景が繰り広げられました。彼女たちは、まさに「参加型」の生徒会が始まったところを目にしたのでした。
◎生徒総会・生徒会は自らの考えを持って参加し、一緒に作り上げていくものなので、選挙と似ている気がしました。最初に紹介された5人の女性のように、自分の考えを持ち、勇気をもって声を上げて、積極的に動いて信念を貫く生き方。自分の未来や社会、世界を動かそうと努力を続けるそんな生き方はなかなかできるものではないと思いましたが、仕事をするようになって、会社の中で自分の考えを持ち、何か問題点があったら勇気をもって声を上げたり、積極的に動いたりすることはできるような気がしました。「未来を拓く女性」になれるように、まず足元から見つめ、今取り組むべき課題を「自分」を入れて考え、動いていけるようこれから生きていきたいです。将来どんな女性になるかは、今どう生きているかで決まっていくと思うので、今を一生懸命生きたいです。(高校2年)
この感想にある「まず足元から見つめ、今取り組むべき課題を「自分」を入れて考え、動いていけるようこれから生きていきたい」という決意を嬉しく思います。
「足元」からの実践が大事だと思います。

◎私は、姉妹掃除で「姉妹リーダー」を務めてきました。今まで、私がいたグループのリーダーの先輩は、いつもしっかりしていて、時には和ませてくれて、そういうリーダーになりたいと思っていました。リーダーになってからは、掃除に来るのが楽しくなるようなグループにしたいと思い、始めました。同級生とばかり話すのではなく、他学年の子たちとの交流を大切にしています。ただ、キレイにするという根本的な部分は、前期は足らなかったのかもしれません。この間、リーダー会で配られた用紙に、細かい手順を書いた時、なかなかペンが進まなかったので、まだまだだなあと思いました。それからは、キレイにしながらも交流を忘れない、理想のグループに近づけるように頑張っています。リーダーは残りわずかの期間ですが、良いグループになりたいです。(高校3年)

まさに今週、高3から高2へ、姉妹リーダーが引き継がれます。
姉妹リーダーの皆さん、高3の皆さん、お疲れ様!
明日のロングウォークでは、「憧れの最上級生」として、下級生をしっかり導いてくださいね。
良いグループになりたい、という高3生の思いが、ピンクの三角巾と共に後輩へと受け渡され、姉妹の交流や学園美化がさらに向上し、全ての姉妹グループが「理想のグループ」に近づけるよう願います。