臨時生徒総会

先週は、月曜に中学が、木曜に高校が、それぞれ生徒会長の招集により「臨時生徒総会」を開催しました。

2月5日に行われた中学の臨時生徒総会
2月8日に開催された高校生徒総会

内容は、いずれも「校則」のうち生徒自身が作る「自主規制」について。この一年間、中高執行部がアンケートや話し合いを経て検討してきた自主規制の改正項目について、会員へ現状を説明し、問題点を明らかにして、今後の方針を伝えるものでした。会員にとっては「定例の生徒総会は3月にあるのに、どうして今、臨時の生徒総会があるの?」という素朴な疑問もよぎったでしょうが、執行部は「自主規制」について検討不十分なまま「既定の路線」で改正の手続きを進めていってよいのかどうか熟慮した結果、この臨時総会を開催したのでした。

こうした生徒会執行部の動きを私は大変他重しく嬉しく思っています。楽な道を選ばず、会員に問題提起をし、学園生活の向上を図るものだからです。

生徒会活動は、お楽しみ企画がメインではありません。生徒会を通じて自分たちの生活をしっかりと見据え、規律ある学園生活を自分たちの手で築いていくことこそ、生徒会の大きな役割です。生徒会は、学園生活をよりレベルの高いものにしていくための大事な組織なのです。実のある「主権者教育」がここにある、と感じています。生徒一人ひとりが、この「臨時生徒総会」をどう受け止め、今後どのように「自主規制」を自分事として考えていくのか。敢えて年度末にこういう行動を起こした執行部によって、西遠の中高生徒会はワンランク、レベルを上げたはずです。我々大人もそれに応えていかなければと思います。