今日から後期!

西遠では、1週間の秋休みが終わり、今日から令和7年度後期の授業が始まりました。始業式では、秋休みの1週間について振り返りました。10月6日の終業式で「これからの1週間で日本も世界も大きく動くから、しっかりとニュースを見てください」と呼びかけましたので、まず最初に「この一週間の日本や世界の動きを友達と確認しよう!」と呼びかけ、講堂の客席はニュースの確認の声が飛び交いました。私自身、こんなに激動の1週間になろうとは思いもしなかったので、ニュースが目白押しでどれから話そうかと思ったほどです。
中学生からは、
◎日本の総理が女性になるかもしれない!
◎日本人2人がノーベル賞をもらった!
高校生からは
◎自公連立がおわった!
などのニュースが上がりました。勇気を出して挙手して発言してくれる生徒がいることは、誇るべきことです。
ノーベル賞のニュースは連日話題になっていましたし、中でも10月10日(金)はまさに激動の一日でした(講堂で11日と間違えてしまいましたが、10日でしたね。ごめんなさい)。公明党の連立離脱→石破首相の戦後80年所感の記者会見→ノーベル平和賞の発表の生中継。夕方のテレビをこんなに長時間にわたって見入っていたのは久しぶりでした。

いろんなニュースのあった秋休み。朝日新聞の切り抜きがたくさんたまりました。

たくさんのニュースの中から、生徒の皆さんには、特に北川進さん(ノーベル化学賞受賞)の言葉を伝えました。「幸運は準備された心に宿る」――成長の過程でいろいろな経験を積んでいくこと、それを大切にしていけば、将来花開くというメッセージは、是非とも10代の皆さんに知ってもらいたい言葉でした。
また、激動の10月10日に「あさイチ」のゲストだったSKY-HIさんの言葉も紹介しました。「義務教育ってバカにならないと思う」として、思うようにいかないことや、自分と考え方が全く違う人がいる環境、強制されたり、従ったり、逆らったり、考えたりすることが実は大事なんだと話す彼を見ていて、いいこと言うなあと心から思い、「学校」の意味についても考えさせられました。
ノーベル賞受賞者と音楽プロデューサーの二人から3日もあけずに聞いたことは、一つの真理を突いているのだと思いました。
生徒の皆さんが今目の前にしている困難やストレスも、これからの人生で必ず糧になるはず。これからの学園生活でも、そのことを心にとめておいてほしいと思います。

今日から始まった後期の学園生活で、生徒の皆さんが「未来を拓く力」を確実につけてくれることを信じて、応援します!

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「学園祭を振り返る」シリーズ、明日から再開します。