
11月は土曜からのスタート。そして、中学講堂朝会は、読書週間に因んで恒例「読書クイズ」から始まりました。
主人公の名前や名文から本のタイトルを聞く問題や、文学作品や文学者の名前の虫くい問題、そして、ノーベル文学賞受賞者を当てるものなど、全20問。中学生は頭をひねりながら解答用紙に答えを書き込んでいました。
今回、読書について語る私のキーワードは「旅」です。このキーワードを思いついたのは、ある短歌がきっかけでした。

上田結香さんの「どの旅も本を一冊持って行き二つの旅を同時進行」という短歌に共感し、秋休み明けに白板に書きました。そして、読書をテーマにした講堂朝会の準備の中で、「旅」や「人生」に「本」をお供にしてほしいなと思い、今回の講堂朝会のタイトル 本を持って「旅」に出よう! が決まりました。
読書クイズの後は、「知らないことは怖い」というお話をし、好奇心を持ってほしいこと、知識は身を助けることなどを説明しました。
10月27日に始まった「読書週間」の今年の標語をご紹介。2025年の標語は、こころとあたまの、深呼吸。 です。旅も読書も、リフレッシュできたり、心の安定をもたらしたりする存在。似ていますね。

そこから、自分が読書から訪ねたくなった地があったこと(※奈良県明日香村です)、旅のお供に持参した本と旅の思い出などを語り、中学3年生にはぜひオーストラリアに行くときに本を一冊持っていってほしいと述べました。

そして、「旅」のお供、「人生のお供」にすすめる本を怒涛の紹介!先輩たちからの紹介本もスライドに挙げました。生徒はそれぞれ「気になった本」「読みたくなった本」をメモしてくれました。メモしきれなかった方々のために、今日スライドで紹介した本を一気にお届けしますね。
「黒い雨」井伏鱒二
「銀の匙」中勘助
「赤と黒」スタンダール
「白鯨」メルヴィル
「レ・ミゼラブル」ユーゴー
「赤毛のアン」モンゴメリ
「二十四の瞳」壷井栄
「木かげの家の小人たち」いぬいとみこ
「人間失格」太宰治
「星の王子さま」サン・テグジュペリ
「こころ」夏目漱石
「さぶ」山本周五郎
「風の又三郎」宮沢賢治
「戦争を平和」トルストイ
「破戒」島崎藤村
「車輪の下」ヘッセ この辺まで「読書クイズ」に登場した本。


「若草物語」オルコット
「ガラスのうさぎ」高木敏子
「シートン動物木」シートン
「坊っちゃん」夏目漱石
「東京が燃えた日」早乙女勝元
「ファーブル昆虫記」ファーブル
「しろばんば」井上靖
「アンネの日記」アンネ・フランク
「世界を変えた10人の女性」池上彰 ここまで「必読図書」
「火の路」松本清張
「祖母・母・娘の時代」鹿野正直・堀場清子
「イギリスは美味しい」林望
「イギリスは愉快だ」林望
「リンボウ先生、イギリスへ帰る」林望
「イギリスは不思議だ」林望
「中原中也詩集」中原中也
「舞姫」「ヰタ・セクスアリス」森鴎外
「世にも美しい日本語入門」安野光雅・藤原正彦 ここまでオオバの「旅のお供」をしてくれた本
「王妃マリー・アントワネット:」遠藤周作
「大地」パール・バック
「日日是好日」森下典子
「松風の門」山本周五郎
「舟を編む」三浦しをん
「ストロベリムーン」芥川なお
「未来のサイズ」「アボカドの種」俵万智
「グラウンドを駆けるモーツァルト」「はじめて出会う短歌100」千葉聡
「人生を変えてくれたペンギン 浜辺で君を見つけた日」トム・ミッチェル
「僕には鳥の言葉がわかる」鈴木俊貴
「くらやみの谷の小人たち」いぬいとみこ
「西の魔女が死んだ」梨木香歩
「ベロだしチョンマ」齋藤隆介
「檻の中のライオン」楾(はんどう)大樹
「1945年のクリスマス」ベアテ・シロタ・ゴードン
「光に向かって這っていけ」サーロー節子・金崎由美
「君たちはどう生きるか」吉野源三郎
「星の王子さま」サン=テグジュペリ
「ハッピーバースデー」青木和雄
「かがみの孤城」辻村深月
「ハリー・ポッターシリーズ」ローリング
「くまのプーさん」ミルン



スライド登場順に掲載しましたので、生徒の皆さん、ご確認を。これからの読書計画に上記の本の中からいくつか入れてくれたらうれしいな!
当ブログをお読みくださった皆様も、気になる本をぜひ「読書週間」(~11月9日)にお読みください。心も頭も、きっと深呼吸できます!

