11月22日、日帰りで東京に行ってきました。いわさきちひろ美術館で、茨木のり子さんの甥御さんご夫妻のお話を聞くのが、主たる目的でしたが、せっかく上京するので、東京の紅葉の名所も訪ねたいなと思い、あまり混雑しない小さな名所を探した結果、「豊島園」のすぐ近くにある「向山庭園」(こうやまていえん)を見つけました。東京在住の娘でさえ知らなかったところです。娘とは大江戸線豊島園駅の出口で待ち合わせの約束をして、品川から代々木へ移動、大江戸線に乗り換えたら、なんと途中の駅で娘と一緒になりました。おのぼりさんで不安だったのに、娘に出会った途端一気に元気になったオオバでありました。
さて、豊島園駅から徒歩3分、向山庭園はありました。高層ビルも見える中で、緑と赤のオアシスのような静かな場所でした。

入口にあったのは茶室でした。モミジが赤くなりかけていて、池にはニシキゴイも泳いでいました。ほかに庭園を訪れている人は1人しかいなくて、親子でゆったりできました。


花も咲いていましたし、赤い実・黒い実もつやつやと実っていました。晩秋の風情が漂う、素敵な庭園です。






ここ、向山庭園は「練馬区立」の庭園であり、公民館のように区民が様々な活動で使うことのできる施設です。こちらがHPです。
中で少し休憩させていただきましたが、窓から見える紅葉もまた素晴らしかったです。喫茶店みたいな場所でした。

公共の施設がこうして美しく存在しているのがなんとも素敵でした。
東京だとは思えないような庭に魅了された娘と私は、幸せな気持ちを抱いて、いわさきちひろ美術館に向かったのでした。
そこでのお話は、日を改めて書きたいと思います。(この項続く)

