読書しましょう その4

今日は憲法記念日です。 1947年のこの日、日本国憲法施行 。

毎年、憲法記念日には記念の読書をしています。今年はこれ。

小学生からの憲法入門の書「ほとんど憲法 上・下巻」(木村草太著・朝倉世界一絵)河出書房新社です。毎日小学生新聞の連載だったんだそうです。

漫画やイラストが履いていて、生徒の皆さんも軽い気持ちで読めることでしょう。学校が舞台になっていて、日ごろ起こるクラスの出来事も、実は憲法と結びつくよ、という内容です。「私」のクラスの登場人物は、トミナガくん、ツクイさん、キタムラさんなどなど。個性豊かなクラスメイトが面白い発言をします。中でも圧倒的な存在を誇るのがトミナガくんです。お弁当に寿司ランチを持ってきたり、期待外れの給食のメニューをかっこいいメニュー名に変えてクラスを明るくしたり。トミナガくんにはページをめくるごとに驚かされてばかりです。寿司ランチや給食メニューが憲法とどうつながるかは、本を開いてみてください!

トミナガ君のモデルになった福永氏と木村氏の対談も巻末に収められていて、なかなか読みごたえがあります。

さて、もう一冊紹介します。2月に読んだ「民主主義」です。

この本は、文部省が作った憲法の教科書です。 1948(昭和23)年に文部省が作り、53年まで中学高校用の教科書として用いられていた のです。 その本が、平成30年に角川ソフィア文庫から出版され 、私が買ったのは 令和2年2月5日発行の第8版でした。70年以上前に書かれた本ですが、今呼んでも全く古びていないばかりか、今を生きる私たちに強く訴えかけてきます。

◎要するに、有権者のひとりひとりが賢明にならなければ、民主主義はうまくゆかない。国民が賢明で、物事を科学的に考えるようになれば、うその宣伝はたちまち見破られてしまうから、誰も無責任なことを言いふらすことはできなくなる。高い知性と、真実を愛する心と、発見された素因実を守ろうとする意志と、正しい方針を責任をもって貫ぬく実行力と、そういう人々の間のお互の尊敬と協力と—―立派な民主国家を建設する原動力はそこにある。そこにだけあって、それ以外にはない。(第6章 目覚めた有権者」ラスト)

◎「わたし」であろうと「あなた」であろうと、人間としての存在は何よりも重んぜられなければならない。民主的な社会生活は、このような人間の自覚と個人の尊重とから始まる。(p172)

憲法記念日にちなんで、今日は三冊(上下あるので!)の本を紹介しました。ぜひ読んでみてください。

【蛇足】「読書しましょう」のシリーズ、振り返ってみると、なんとなく日曜のたびに更新してるみたいです。日曜特集というわけではなく、不定期更新なので、偶然です(笑)。