考える生徒たち4 —講堂朝会、感想より―

4月17日の全校講堂朝会の感想を掲載しています。講堂朝会では、校歌のお話の他、講堂朝会のすぐ後に行われる生徒総会を前に、「生徒会活動とは?」についても考えを深めてもらいたいと願い、話をしました。今日は、「生徒会活動」について考えた高校生の感想をご紹介します。

生徒会本来の意味とは?

校長先生が、生徒会の活動がお楽しみ会になっていると話したのを聞いて、 私も生徒会がそういった会をしてくれるところだと思いこんでいたことに気付きました。私たちが一生懸命取り組むべきことはクリスマス会よりも、自主規制の改正や生徒総会だと思います。私たち生徒の過ごしやすい学校生活のために、私たちが私たちの生活について考えてなければいけません。ですが、生徒総会は回数が少なく、生徒全員で話し合う機会はあまりありません。だから私は意見BOXの活用が大事になってくると思いました。今まで私は意見BOXを使ったことがありませんでしたが、これからは意見を言う場として活用していきたいと思います。そして、募金活動など生徒会の活動にもっと協力していきたいです。今年は新しくRed Box Japanというものに参加するそうなので協力したいと思います。そのほかにも生徒会執行部は、黙想の呼びかけや週番なども運営してくれています。そういったものにもしっかりと協力し、学校生活をより良くしていきたいです。(高校1年)

生徒会中心学年になって

去年までは、生徒会はひとつ上の先輩がやってくれるもので、自分とはどこか縁のないものだという認識でした。でもクラスメイトなどに生徒会執行部に入っている人たちがいて、部活やその他のことで1番上に立つのは私たちなんだと肌で感じました。だからこそ、生徒会は自分たちなんだという言葉がすっと自分の中に入ってきました。「生徒会」として活動している人たちは自分たちの代わりに動いてくれる人たちで、実際に動かしていくのは自分たち。今までは自分の興味のあることや楽しそうなことにしか参加しませんでしたが、意見ボックスなどを活用して、この学園生活がよりよいものになるようにしていきたいと思います。私は最近、学校が「社会の縮図」だということを実感し始めました。主に部活の活動中に思うことが多いのですが、先輩への態度や言葉遣いは自分が社会人になった時に必ず役に立つと感じます。他にも、周りを見て行動することや、後輩の指導の時にわかりやすく教えるにはどうしたらいいのかと考えるようになりました。そして、先輩の存在の大きさを感じました。(高校2年)

生徒会執行部の一人として

生徒会執行部に入るまでは、正直「生徒会」というのは生徒会執行部のことで、その執行部の人たちだけで進めているものだと思っていました。しかし、執行部の立場になって活動方針などを考えると、会員の皆さんがいて初めて「生徒会」になるのだと感じました。会員の皆さんの承認がなければ生徒会の活動は何も始まりません。よい学園を作るためには1人1人の意見を聞き、できる限り取り入れる必要があると思いました。私はこの1年、執行部として生徒会の活動を進めていく立場になるので、生徒会の意義というものを、もう1度見直さなければいけないと気づくことが出来ました。そして今日の生徒総会を経て、素晴らしい学園を作り上げるために精一杯頑張ろうと、改めて気持ちの切り替えをすることが出来ました。常に誰かに見られているという意識を持ち恥ずかしくない行動を心がけたいと思います。(高校2年)

生徒会本来のあり方を各自がしっかり考えることで、おのずと活動の高度化が図れると思います。考える生徒たちの増加は嬉しい限り。意識の高い会員が、意識の高い生徒会執行部を育て、生徒会活動の向上が実現できるでしょう。今よりももっと高みへ。生徒会活動をどんどん盛り上げていきましょう。

明日その生徒会が主催する「殉難学徒慰霊式」が行われます。平和の尊さをかみしめる、大事な式典です。お昼と夕方のNHKローカルニュースで慰霊式の模様が流れる予定です。どうぞご覧ください。