明日から4月

今日は3月31日。西遠では、新入生のオリエンテーション2日目の日程が行われました。中学1年生は、昨日の親子登校と違い、初めて子どもだけでの登校となります。朝、久しぶりに正門に立ち、バスや徒歩の生徒を迎えました。まだ私服姿の新入生、正門では、先輩たちに倣って、神妙に、そして丁寧に昨日教わったばかりの停止礼を行っていました。公立中からの入学生も、元気に挨拶してくれました。

桜の花びらが風にひらひら待っています。下の写真にも、よく見ると、舞う花びらが写っていますね。

そして、足元には、今だけのピンク色の贅沢な模様が広がっています。

今日は、高校入学式の練習も行われましたが、本番の来週4月5日までソメイヨシノが待っててくれないかしら…。9日の中学入学式は八重桜が満開になっているといいな、などと、3月最後の日に、花曇りの空を見上げて思いました。

桜と言えば、本日の「小さな白板」!

3月31日(木)
現代の私たちも業平と同じように、桜の開花時期が近づいたらそわそわし、咲いたらうきうきして、散ったらがっかりする。桜を愛(め)でる歌が脈々と読み継がれてきたことで、そうした感覚も歌に乗せてバトンタッチされてきたのだと感じています。     俵万智

昨日の在原業平の和歌を受けて、俵万智さんの今年元日の朝日賞受賞インタビューの言葉を載せました。桜にそわそわし、ウキウキし、がっかりする私たち。ちょうど、今の私の心の中のようですが、この感覚は、平安の業平の時代から、 歌として詠み継がれ、バトンタッチされてきたのだと。このインタビュー記事に出会い、歌を詠み、歌を味わうことは時代を超えるくらい素敵な体験なのだなあと改めて思いました。

この白板が置かれた図書館入り口には、今日も小学生の皆さんやそのご家族の靴が並んでいました。春休み、本好きな小学生の皆さんにお越しいただき、図書館の本たちも喜んでいたと思います。たくさんのご参加ありがとうございました。新年度も開放日や貸し出し日程をHPなどでお知らせしますので、ぜひご利用ください。

さて、3月最後の日、校長室では、窓辺の日めくりが終了しました。日本のいろ日めくり、最後の1枚の色は「空色鼠」。シックな色で終わりました。隣には、明日からめくる「誕生花日めくり」が待機しています。365枚の厚さがよく分かりますね。

一年間、素敵な色を楽しみにめくってきた日めくりですが、最初の頃はめくり方を間違えていたので、キリトリセン通りに切れずに上の方がギザギザになってます。途中からめくり方のコツを覚えましたが、そこまでのいい加減さがオオバらしいということで…笑ってごまかしておきます。切り取った365枚は、4月1日から順にして、 ちゃんと取ってありました。 夕方、31日の最後の1枚をめくり終えて、記念の写真撮影。一年間楽しませてくれて、ありがとう!

明日からの「令和4年度」は、会議から幕を開けます。