高校1年生、職業を識る

土曜日の今日は、総合的な学習のプログラムが目白押しでしたが、今日はその中から、高校1年生が浜松ロータリークラブの皆様やその企業のお話を聞く「職業を識る」をご紹介しましょう。
高校1年生は、毎年、浜松ロータリークラブの皆様のご協力を得て、様々な職業やお仕事について詳しいお話を2コマ(50分×2)聞く、というプログラムを行なっています。
今年の高1は、かつて中2の時に「職場訪問」(現:職場体験)を初めて行った学年で、その時にもロータリーの皆様に大変お世話になったのでした。
あれから2年がたって、今度はあの時とはまた違う職業について学んだ生徒たちでした。
今年度は全部で10の企業・病院の皆様がお越しくださいました。
(株)蓮池設計 蓮池様

私がうかがったときには、環境(川の汚れ)についてのお話をしてくださっていました。
環境問題の解決というのはとても壮大な話で、いろいろ考えさせられました。
池戸電気(株) 池戸様は、西遠のPTA会長を長く務められた方です。

どうやって自分のやりたいこと、夢を実現するのか、生徒たちの発言を促しながらの講話です。
興味深いお話でした。
野村証券浜松支店の稲垣様、伊藤様

次々出てくる世界的な企業の名前を、親しみやすく解説してくださって、生徒も笑みがこぼれていました。
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 支社長の内田様

企業のリスクについてお話されています。
車のリスクと保険のお話を聞きながら、世の中の仕組みについて、生徒も考えていました。
浜松赤十字病院の芳野様

ご自身が看護師になったきっかけを、高校生の頃から振り返って教えてくださいました。
今、高校生として進路に悩んでいる生徒たちには、足元を照らしてくれるお話でした。
神経科浜松病院の田中様、仁田様、光野様

一つの病院にどんな職業の皆さんがいるのか、その資格などについても詳しく教えてくださいました。
また、病院には女性がたくさん働いていることを、数字を出して説明してくださいました。
静岡エフエム放送の安原様

「質問ありませんか?」と聞かれて、思わず私が質問してしまいました。
この間の台風、ラジオ局でどんなことがあったのか、災害時のご苦労などを話してくださいました。
(株)ライトハウスエデュケーションのシェーン・スミス様と中本様。

英語の実践レッスンを体験!スピーディーなレッスンで、みんな引き込まれています。
なんと中本様は、西遠の卒業生でした。先輩の活躍は嬉しいですね。
そして、卒業生があと二人。二人はなんと同級生なのです。
母校の教育プログラムに、偶然とはいえ、同期の二人が講師として派遣される、って素晴らしいことですね。
それぞれの場所で輝いているんだな、と思います。
須山建設(株)の早川さんは、現場監督としての仕事を語ってくださいました。

建築に興味のある生徒、あとで聞いたら多いようです。
頼れる先輩ですね。パチンコABCのCMでもおなじみです。
もう1人は、(株)JTBの藤田和香奈さん。
旅行プランをたてて発表するグループワークを行いました。盛り上がる生徒たちです。

藤田さんが旅行会社を目指すようになったのは、中3のオーストラリア研修がきっかけだったそうです。
西遠時代にきっかけがあった、と聞いて、生徒も興味深そうでした。
卒業生がこうして母校の教壇で生徒に職業を語ってくれるなんて、本当に感慨深いのです…。
教師冥利に尽きる、とはこのことですよね。
今回西遠の高校1年生のためにお越しくださった皆様、貴重な講話をありがとうございました。
生徒たちが自分の将来を展望し、進路を選択していく時、今回の出会いがきっと何らかの指針となることでしょう。
皆様のご協力に感謝し、高校1年生のこれからの成長を心から期待する私です。