夏休み前、授業納めの式のあとで

明日から西遠もいよいよ夏休みに入ります。登校する生徒たち、心もカバンも今日はいつもより軽いでしょうね。

今日は、全校が講堂に集い、「授業納めの式」を行いました。私がどんな訓話をしたかは、追ってお話します。今日のブログでは、この全校集会の場を借りて、高校3年生3名が話したことをお伝えします。

マイクを持って全校に向けてメッセージを発信したのは、高校3年生菫組の3名です。この3名は、昨年の九州研修旅行で、こんな出会い(↓)を経験しました。

昨秋、長崎市内研修でナガサキピースミュージアムを訪れた3人は、そこで「忘れないプロジェクト」の主宰者である小川忠義様にお会いし、8月9日11時02分に撮影されたたくさんの写真を見ました。そこには、日本各地から、海外から、8月9日11:02(長崎に原爆が投下された時間)に平和を願って写した写真が寄せられていました。しかし、静岡県からの写真はたった1枚だったそうです。彼女たちは、そこで決意したのです、来年のプロジェクトには、自分たちはもちろん、西遠の皆にも呼び掛けて学校を挙げて参加しよう!と。
その時のことは、校長ブログでも紹介しました(2021年11月2日)。

そして、時は巡り、2022年の忘れないプロジェクトの写真募集のお知らせが、ナガサキピースミュージアムのホームページにアップされました。(→写真はHPのスクリーンショットです。)

そこで、3人は授業納めの式の最後に、全校生徒に向けて、このプロジェクトを説明し、プロジェクトへの参加を呼び掛けたのでした。ミュージアム建設に尽力したさだまさしさんのメッセージも読み上げました。

私は、式を終えた後でしたので、カメラを持って講堂2階から見ていましたが、3名とも緊張気味ながらも、しっかり全校に呼び掛けていました。客席の生徒たちも身を乗り出して真剣に聞き入っていました。温かい光景でした。

2022年夏、平和な世界を作るための活動が、生徒たちの力で、また一つ、実現できそうです。