定期テスト中の生徒の皆さん、あと一日です、頑張りましょう!
今日は、7月1日に書いた「この頃読んだ本、読んでいる本」の続編です。
「日日是好日」 森下典子 著

読み終わりました! 5日(土)の高校3年生の「茶道体験」を見学していたら、続きが読みたくてたまらなくなりました。茶道体験に臨む生徒たちのアウェイ感でいっぱいの横顔を見ながら、自分自身の拙い茶道の日々を思い出しました。最終章まで読むと、「日日是好日」の意味も、すとんと腑に落ちます。清涼感とともに読める本ですね。映画ももちろんおススメです。
「生きるためのブックガイド 未来をつくる64冊」岩波ジュニア新書編集部 編

写真でお分かりのように、そこかしこに付箋が貼られた一冊です。この本は、帯にもあるとおり、「小説・物語」以外のブックガイド。「岩波ジュニア新書」は、生徒の皆さんも「東京が燃えた日」をはじめとしてたくさんお世話になっているシリーズですね。1979年に創刊されたジュニア新書は、この「生きるためのブックガイド」で創刊1000点となりました!記念の本です。
各界の著名人がお一人3冊推薦し、全部で64冊。「自分・人間を知る」に始まり、「生物」「冒険」「貧困」「政治」など、様々な分野の本が紹介されていますので、じっくり読みこむ気のない人も、気軽にページをめくって愛称のよさそうな本を見つけてほしいなと思います。
私が付箋を貼った本の一部をご紹介します。
- 「10代のうちに考えておきたいジェンダーの話」堀内かおる著 岩波ジュニア新書
- 「野生生物は『やさしさ』だけで守れるか?」朝日新聞取材チーム 岩波ジュニア新書
- 「世界最悪の旅」アプスレイ・チェリー=がラード著 加納一郎訳 河出書房新社
- 「無人島に生きる十六人」須川邦彦著 新潮文庫
- 「迷いのない人生なんて」共同通信社編 岩波ジュニア新書
- 「君が戦争を欲しないならば」高畑勲著 岩波ブックレット
- 「リーゼ・マイトナー 核分裂を発見した女性科学者」マリッサ・モス著 中井川玲子訳 岩波書店
この夏、この中から数冊は読みたい!と思っています。皆さんもいかがですか?
「100年先の憲法へ」太田啓子著

今、読んでいる本です。
サブタイトルに「『虎に翼』が教えてくれたこと」とあり案すように、昨年の朝ドラ「虎に翼」を視聴した筆者が、講演会で話した内容、そしてドラマに登場した男性たちについて書いている本です。あの場面、この場面、と懐かしく思い出しながら読み進めています。
あのドラマから1年がたった今、女性への差別、外国人への差別など、ゆゆしき事態が起きています。今を戦前にしてはいけない、という思いが、この本を読み進めながら、ますます強くなりました。

太田啓子さんは、男の子2人を持つ弁護士です。「これからの男の子たちへ」(大月書店)という本を2020年に出しました。すごく考えさせられた本で、男の子を持つ親じゃなくても、絶対読んだ方がいい!と心から思った一冊でした。ただいま、塩澤先生にレンタル中です。
この本のことは、2021年8月の「読んだ本、読んでる本」にも紹介しましたので、こちらもどうぞ。
下の写真は、ひそと我が庭に咲いていたバラです。「こころね」という名ではありませんが(※7月3日の白板の短歌『うす紅と白のあわいの「こころね」という薔薇 ひそと夏の日に咲く』)、小さな花を咲かせてくれました。手前には蕾もあって、これから咲いてくれそうです。猛暑に負けずに頑張れ!
