学園再発見 ~講堂朝会 集会記録より 1~

10月18日の全校講堂朝会では、映画「ストロベリームーン」を見たことで発見した学園の良さについて話しました。そして、生徒の皆さんにとっての「再発見」となるよう、学園の言葉を紹介しました。さらに、「へドニア」と「ユーダイモニア」という聞きなれない2つの言葉を紹介し、「よろこび」「しあわせ」にも2種類あること、学園生活の中では(特に「青春の道場」での修行という観点で考えたら)ユーダイモニック・ウェルビーイングを追求してほしいというお話をし、生徒会活動への姿勢を問いました。

集会記録が続々届いています。そこからいくつかの感想をご紹介します。今日は、「ストロベリームーン」にまつわる感想をどうぞ。

◎私は「ストロベリームーン」の上映会に参加したのですが、見ていて、講堂朝会のタイトル通り「学園の再発見」を感じました。いつも通っている場所のはずなのに、人やカメラが加わるだけでこんなにも見え方が違うのだと驚きました。中には、本当に西遠で撮ったのかと疑問に思ってしまうシーンもあるほどでした。学園の別の姿をこうした形で目にできて、とても新鮮な気持ちになることができました。(中学1年)
◎最初はストロベリームーンの話を聞きました。先日放課後に行われた試写会を見て、自分が普段通っている学校で撮影が行われているのが少し不思議な感じがしました。映画では入学式が体育館で行われていたり、意外な場所が使われていたりして少し驚きました。また、講堂でのシーンを講堂で見ているのも不思議な感覚がしました。学校の関係者ではない人が撮ることによって新たな西遠の魅力を知ることができて良い機会になったと思いました。(高校1年)

◎学園祭の時、ストロベリームーン展示室に行き、たくさんの写真を見たとき、ほんとに西遠で撮影されたのだと実感が湧きました。そして、撮影の裏側の写真もあり、たくさんのスタッフさんのお陰で映画はできているのだなと感じました。細かいところ一つ一つを丁寧に行い、できた映画だと思います。いとこや友達にも、「あれ私の学校なんだよ。」と言いたいです。(高校1年)
◎自分の学校で映画が撮影されると知ったときは凄く驚いたのと同時に、どんな風に完成するのだろうとワクワクしました。体育館での部活中に「撮影するので一回練習止めてください」と言われて、映画の撮影を隣で見る貴重な機会となりました。校長先生のおっしゃっていたように映画にはこんなにも多くの関係者が携わっているのだというのを実感しました。どんな風に西遠が映っているのか映画を見るのが楽しみです。(高校2年)
◎映画ストロベリームーンのお話を聞いて、私はエキストラとして初めて出演し自分が通っている学校が映画に出てくるという貴重な経験をすることができたなと感じました。そして初めて映画の裏側というのを見ることができて校長先生が言ってたように映画を作るのに監督さんを中心にとてもたくさんの方たちが協力していてとても大変なことだと知ることができました。この映画を講堂でエキストラとして一緒に出演した友達と見てお互いに探し合ったり撮影のときに合った出来事を振り返りながら見たりいつも映画を見るときとはまた違った見方で見ていました。(高校3年)

◎私は、数日前に「国宝」の映画を見て、その数日後に「ストロベリームーン」を見ました。その2つの映画を見て、私は映画という長編的な作品を1年かけて制作陣と俳優の方々の努力で作り上げていく壮大な制作過程がかっこいいなと思いました。私は夏休みに入院先でホスピタル・クラウンさんや担当医の先生方と会話をした時、誰かの命を救うために働く看護師さんや医者がいるのに、自分はテレビの裏方がかっこいいやりたいという気持ちだけで将来の夢を選択してしまった、これで本当にいいのかなと思い、病院で働く母に言ってみたことがありました。母には「放送という業界であっても、誰かが見る映像を作り上げていく側として誰かの幸せのために作りあげていかなきゃいけないよ。仕事というのは自分のやりたいからで終わらせるんじゃなくて誰かの幸せのためにやるんだよ」と言われました。それを聞いて、私は将来テレビ制作スタッフとして視聴者の誰かの幸せの一部となる映像を作っていけるように、大学で映像の制作だけでなく映像のプロセスを深く学んでいきたいと思いました。(高校3年)

学園が新たな角度から撮影されて新鮮に思った人、映画の撮影シーンを実際に間近で見てわくわくした人、スタッフさんの多さに「制作」の大変さを実感した人、エキストラで参加した思い出を持っている人、そして自分の将来の生き方を考えた人…。ぞれぞれの思いを胸に、この映画により、学園や映画、そして自分自身の「再発見」ができたようです。