10月18日の全校講堂朝会の感想を、本日もお届けします。昨日は、【映画「ストロベリームーン」で発見したこと】と題して、中1から高3までの感想を紹介しました。今日は、「へドニア」と「ユーダイモニア」という聞きなれない2つの言葉についての生徒の気づきを紹介します。
へドニア:感覚的快楽・心地の良い幸せのこと
ユーダイモニア:自己実現や生きがいを感じることで得られる幸せのこと
「へドニア」「ユーダイモニア」という言葉を知って
◎私は学園祭でバトン部として初めて舞台に立ちました。いつも練習しているときとは違い、たくさんの人に見てもらい緊張したけれど、いい経験になり、頑張って練習してよかったと達成感を感じました。これが、校長先生のおっしゃっていたユーダイモニアだと思いました。(中学1年)
◎「ヘドニア」と「ユーダイモニア」についてのお話を聞きました。私は、この言葉を初めて聞きました。「ヘドニア」と「ユーダイモニア」のどちらのほうが感じる幸せが多いか考えたとき、私は「ヘドニア」のほうが多かったです。しかし、「ヘドニア」だけ得るのではなく、「ユーダイモニア」も得ることが良いと思いました。どちらもバランスが良いことが大切だと思いました。西遠での日々の生活や学校行事では、「ユーダイモニア」を多く得ていきたいです。(中学2年)
◎「へドニア」と「ユーダイモニア」という言葉は私も初めてききました。このお話では、快楽の幸せよりも、自分の努力や生きがいから生まれる幸せの方が大切だということを学びました。文化祭や行事をただ楽しむだけでなく、自分たちで作り上げる過程にこそ意味があると分かりました。生徒会活動も同じで、行事をこなすだけでなく、「自分たちの学校をどうしたいか」という思いをもって行動することが大切だと思いました。西遠の「青春の道場」という言葉の通り、自分を成長させられるように毎日を大切に過ごしていきたいです。(3年)


◎「へドニア」と「ユーダイモニア」という言葉も印象的でした。短い幸せや楽しさだけでなく、努力や挑戦の中にある成長の喜びを感じることが大切だと知りました。行事や生徒会活動を「イベント」として楽しむだけではなく、「どうすればもっと良くできるか」「みんなのために自分が何をできるか」を考えることが大切だと感じました。そうした意識を持つことで、日々の小さな行動や努力も意味を持ち、学園生活全体がより充実したものになるのだと思います。“動的なユーダイモニック・ウェルビーイング”につながるのだと思います。私はこのお話を聞いて、「青春の道場」という言葉の意味が少し分かった気がします。西遠の学園生活は、ただ楽しい時間を過ごす場所ではなく、自分を磨き、人として成長していくための場所なのだと思いました。(高校2年)
◎「ヘドニア」と「ユーダイモニア」という2つの言葉も、とても印象的でした。ヘドニアはその瞬間の楽しさ、ユーダイモニアは自己成長を通して感じる幸せだと聞き、私は学校生活でどちらを感じる時間が多いかを考えました。行事やイベントのとき、私はその場の楽しさばかりに目を向けてしまうことが多いです。でも、本当に大切なのは、そこで得られる成長や達成感なのだと気づきました。部活動や学校行事を通して仲間と協力し、努力して得られる喜びこそが「ユーダイモニック・ウェルビーイング」なのだと思います。(高校2年)


新しい言葉に惑うことなく、真剣にその意味を考えることのできた生徒たちです。吸収し、それを自己実現へと高めていく生徒たちの意識を嬉しく思いました。

