昨日の令和7年度終業式でお話したことを少し紹介させてください。

終業式では、この1年間を振り返りました。ことに、3月3日に創立120周年という大きな節目を迎えたことについて。2月に書いてもらった講堂朝会の記録から、4名の感想を紹介しました。120周年を迎えるにあたっての想いや、これからの決意です。
創立記念式に向かうときには、ただ式に参加するだけでなく、学校の歴史や重みをしっかり考えながらのぞみたいです。120年の間には、時代の変化やさまざまな出来事があったと思います。その中でも、この学校は学ぶ場所として今この時まで続いてきました。その長い時間の積み重ねを思うと、今自分がここで学んでいることが当たり前ではないと感じます。昔の先輩たちも、私たちと同じように友達と笑ったり、勉強に悩んだり、行事で協力したりしながら学校生活を送ってきたのだと思います。創立記念式では、そうした見えない歴史にも思いを向け、感謝の気持ちをもって参加したいです。また、創立記念式は過去を振り返るだけでなく、これからの学校について考える機会でもあると思います。先輩たちが築いてきた伝統を受けつぎながら、私たちがどんな学校をつくっていくのかを考えることが大切だと思いました。(中学2年)
西遠が創立120周年を迎えるということで、私はこの大きな節目に在籍できたことを嬉しく思います。私が思う西遠の魅力は国際探究はもちろん、弁論大会や部活での外部活動など生徒が主体となって活動できる機会が多いことです。私は今まで代表という役割がむいていないとネガティブになりなかなか一歩踏み出せない事が多くありました。ですが、この学校に入学し完璧じゃないからとか向いてないからというネガティブな考えが減り前向きに新しいことにチャレンジすることができるようになった気がします。今まで避けてきた部分も今では自発的にやってみようと思えるようになり、成長につながりました。この学びや経験を活かしてこれからも自分らしく、西遠生だから身につけられた力を存分に発揮し、諦めた生き方や歩み方はなるべくやめられるように考えながら進んでいきたいです。これからの西遠生活がもっとより良いものになるように飛躍していきたいです。(高校2年)
120年という時間はとても長く、岡本富郎先生の言葉にもあるように、過去の先輩方や先生、今の私達が築き上げたものが元として伝統となっているのです。何気なく毎日を過ごしていますが、その日々が積み重なって伝統が築かれていくのだと考えたら、どこか不思議な感動的に感じました。だからこそ、次は私達が次の世代に受け継ぐことができるように、日々恥じない行動をし学校外でも良い西遠生を心がけたいです。(高校2年)
西遠で学んできた平和教育に一番力を入れていきたいと思いました。5年生では、九州研修旅行があります。今まで学んできた平和教育が研修旅行で活かせるように、そして自分の考えを伝えることができるように積極的に取り組んで行きたいと思います。(高校1年)
「想いをつなぐ。ここから始まる。」という120周年の統一テーマ発表前に生徒たちが綴ってくれたこの感想に、私はすでに統一テーマの意味を生徒たちがしっかり理解してくれていることを心から感じました。
そして、私は、「想いをつなぐ。」の「想い」の中には、創立者をはじめとした先人の想い、先生方、卒業生、先輩方と紹介してきたけれども、それは西遠の内部の人間だけでなく、西遠の教育に携わってくださった外部の方々(例えば講演会にいらしてくださった先生、職場体験で生徒をお世話してくださった方々)も含まれているということをお話ししました。西遠生にご自身の想いを伝えてくださるそういう方々との出会いの中で、私たちはその思いをできる限り受け止め、自分の力にしていかなくてはならないのだ、と。
さらに、それは「人」だけではなく、「本」との出会いでもそうである、と、私は感じています。令和7年度の最後に全校生徒に紹介した本は、山崎豊子の「大地の子」でした。ドラマ化され、今年舞台化されたこの作品。原作者の想い、ドラマにした人々の想い、舞台を実現させて人々の想い、…みんなつながっています。そして、その想いは、その先に、原作を読んだ人、ドラマを見た人、舞台を見た人へとつながっていく…。想いを受け止めることで、次の考え方・行動の仕方が生まれていきます。
年度の最後に、「想いをつなぐ。ここから始まる。」という120周年統一テーマに因んだお話をさせていただきました。この想いもまた、来年度の西遠に伝わっていきますように。
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昨日は、素敵なマジックアワーに校舎を後にしました。終業式の日の帰りにこの光景を見られて、素敵なプレゼントをいただいたように感じました。


